【ACT2日】 オーストラリア国内で電子たばこ(ベイプ)の取り締まりが強化される中、元ヘビースモーカーたちが上院審問会に出席し、電子たばこによって致命的な習慣を抑制することが出来たと語ったことが分かった。
電子たばこを処方箋制にすることで使い捨てベイプの闇市場を取り締まる法案が国会に提出される中、上院議員たちは2日、独立系のベイプ販売店のオーナーパネルから話を聞いた。
上院審問会に出席したジャクリーン・マンさんら3人は、ベイプが自分自身や身近な人の喫煙習慣を断ち切るのに役立っていると考え、ベイプ販売店を自らオープンした。3人にとってベイプは「防衛の第4ライン」となる禁煙手段だが、法案が現在のまま前に進めばこれが危険にさらされると訴えた。
さらに、ベイプを知るまで「1日60本はたばこを吸っていた」と語るジャックマン氏は、「誰にでも禁煙方法を選択する権利がある」とし、法案について「このままでは機能しない」との見方を示した。また、自分たちは商品を購入する人に対し厳しい条件をもうけており、25歳未満に見える人には年齢チェックを求めていると説明した。
また、「ベイプを新たに使い始めるのを手助けすることに興味があるわけではない」、「問題は喫煙をやめることであり、若い人に売る気はない」と述べ、闇市場が長期にわたり野放しにされたために合法的なベイプまで危険にさらされたと主張。法案が可決されれば廃業を余儀なくされると上院議員に訴えた。
ソース:news.com.au-Ex-smoking vapers plead with senators to protect legitimate e-cigarette users