政治

海外からの移民を半減 連邦予算案

【ACT14日】   連邦政府は14日夜発表の来年度予算案で、海外からの移民を大幅に減らすと発表した。深刻な住宅危機に対応するとともに、高いスキルの移民に焦点を充てる。

2022/23年度の移民数は過去最多の52万8,000人。2023/24年度は39万5,000人に減少するとみられ、来年度はさらに26万人まで引き下げる。来年度の新規永住プログラムは18万5,000人を上限とし、このうち13万2,200人は高度人材を対象とする。

現在のグローバル・タレント・ビザに代わってナショナル・イノベーション・ビザを確立し、国にとって重要なセクターの成長を促進する高度人材に永住権を与える。また、就労ビザ(TSS)で必要とする実務経験を現在の2年から1年に減らす。

国内の人口移動では、来年度、NSW州から2万3,000人、SA州から2,900人、NT準州から2,100人、TAS州から700人、首都特別区域(ACT)から300人が他州・地域に移動すると見積もられる。他州からの人口増はQLD州が最多の2万3,000人、VIC州は3,100人、WA州も3,000人増加する。向こう5年でNSW州から2万人以上が流出する見通しだ。

ソース:news.com.au – Net overseas migration rate to be halved as Albanese government reforms system

 

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