【ACT24日】 全国障害者保険制度(NDIS)の監視団体によると、拠出金の5分の1以上が犯罪グループによって悪用されている可能性があるという。現在、制度の管理方法を改革し、悪用から利用者を守るための法案が議会に提出されている。
オーストラリア犯罪情報委員会の元会長でNDISクオリティー・セーフガード委員代理となっているマイケル・フェラン氏は、NDISを悪用した不正行為は以前から懸念されていたよりもさらに悪化しているとの見方を示し、政府による取り締まりの強化が必要と訴えた。
NIDSの今年度の予算は440億ドルと見積もられており、このうち少なくとも80億ドル相当が犯罪組織によって悪用されているとみられている。
NDISは連邦政府予算の中でも最も拠出が大きい項目の一つで、政府が費用の上昇を抑える方法を見つけなければ持続できないほど高額になる可能性があるとされている。
ソース:abc.net.au-NDIS rorting by criminal syndicates worse than feared, says scheme’s watchdog