【NSW25日】 南半球で初めて、オーストラリア男性が死後に冷凍保存されたことが明らかになった。
サザン・クライオニクス社のオーナーであるフィリップ・ローデス氏は、今月初めに亡くなった80代のシドニー男性が同社の最初の顧客となり、将来的に生き返ることを目的に冷凍保存することに成功したことを発表した。
ローデス氏はABCの取材に対し「今年初めから遺体を受け入れる準備をしており、最初の顧客候補となる人は他にいたが、結果として予想外の人が最初の顧客となった」と語った。男性は今月12日にシドニーの病院で亡くなった後で、約17万ドルモスル冷凍保存が行われたという。
依頼人の死亡診断書が作成されるとすぐに、遺体は速やかに病院の冷蔵室に移送された後、A O’Hare Funeral Directorsに移された。その後専門家たちは細胞を保存するための液体を遺体に注入し、ドライアイスに詰めて摂氏マイナス80度まで下げた。翌日、遺体はサザン・クライオニクスの施設に到着し、マイナス200度まで下げられた後、真空保存の特別なタンクに入れられた。この10時間に及ぶ集中的なプロセスは、数年、あるいは数世紀先の未来にこの男性が生き返ることを期待されている。
ホルブルックにある施設には現在、4体が収まる「容器」が1つあり、近々もう1つ購入するという。同施設では40体まで収容可能となっており、近々拡張する必要があるという。この施設は、30人以上の創設メンバーが各5万ドルを支払って立ち上げており、保存スペースを確保している。さらに10人の年間会員がリストに名を連ねている。
ソース: news.com.au -First Aussie in history has been cryogenically frozen after death