【ACT30日】 高等教育ローン制度(HECS)の返済額が最も高いのは、VIC州メルボルンで平均負債額が3万4,475ドルであることが、グリーンズ(緑の党)が議会図書館に委託した調査で明らかになった。インフレを指標に負債が増加するインデクセーションが6月1日から施行され、今年は4.7%増加するため、メルボルンでは1,620ドル近くの値上げとなる。
NSW州シドニー中西部のグレインドラー(Grayndler)選挙区では、負債額が3万2,135ドルと1,285ドル増加する見通しだ。グレインドラー選挙区にはシドニー大学やシドニー工科大学(UTS)という国内有数の大学があり、卒業生2万5,000人近くが抱える負債の総額は8億ドル以上と推定されている。
昨年、インデクセーションの比率が7.1%増と急上昇したため、アルバニージ―政府は昨年に遡って教育ローンを軽減する方針を示していた。
グリーンズのファルキ広報担当はこれについて、「労働党は応急処置のような計画を打ち出しても、政権発足1期目で学生負債は11.5%増加している」と指摘。ローンを軽減しても解決にはならず、生活費や住宅コストの高騰ですでに押しつぶされている人にとっては災難だと非難した。
ソース:news.com.au-Electorates where HECS indexation will be hardest felt revealed in new analysis