【ACT3日】 フェアワーク委員会は3日、国内の最低賃金とアワード(業界基準賃金)を3.75パーセント引き上げると決定した。7月から国内の労働者260万人以上を対象に、1週間の収入が少なくとも33ドル10セント上昇する。
7月から最低時給は87セント増の24ドル10セント、週915ドル91セントに引き上げられる。
国内の全労働者の20.7パーセントが121種のアワード下で賃金を支払われている。最低賃金の労働者はわずか0.2パーセントだ。
今年3月までの12か月のインフレは3.6パーセント。フェアワーク委員会は、これを大きく上回らないように賃上げ幅を決めた。労働生産性は4年前と変わらず、生産性の伸びも最近になってようやく上向きになったことが背景にあげられた。さらに、アワード下で働く人が間もなく所得減税第3弾の恩恵を受けることや、生活コストを支援した連邦予算案の内容も、今回の賃金決定に考慮された。向こう12か月で世帯の可処分所得は増加すると予想される。
フェアワーク委員会はさらに、女性の労働者を主とする業界の賃金を見直すと発表した。
ソース: news.com.au -2.6 million minimum and award wage earners get July 1 pay boost