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QLD州 全国で住宅ストレスが最も深刻 

【QLD7日】  QLD州は国内のどの州や準州よりも住宅ストレスが高い州であることが、QLD州社会福祉協議会(QCOSS)による最新の報告書で明らかになった。新型コロナ流行から州内の住宅価格と入居率の伸びが国内の他州を上回っている。

QCOSSによる調査報告はNSW大学(UNSW)のポーソン教授が主導して行われた。調査報告によると、ブリスベンの物価は65%上昇し、首都平均の34%の約2倍に達した。また、新規の賃貸料金は同時期に45%上昇した。また、低所得世帯にとって手頃な新規の賃貸物件は州内で23%から10%に減少した。今年3月だけで、最低賃金で働く単身者が購入できる賃貸物件は全体の1%未満だった。

一方、ホームレス支援サービスに依存する住民は過去5年間で34%増加。手頃に借りられる賃貸住宅が不足しているため、テントや車、モーテルでの生活を余儀なくされている家族も増えたことが分かった。

ポーソン教授は、「残念なことに、一部にはホームレスの状態に追い込まれる人もいる」と述べ、賃貸住宅に住む人や初めて住宅を購入する人たちが最も困難な状況に追い込まれているとの見方を示した。

QCOSSは現在、州政府と連邦政府に対し手頃な価格の公営住宅の供給を増やすなど、長期的で実証に基づいた計画に取り組むよう求めている。また、家賃の値上げに上限を設けたり不当な立ち退きを防ぐ法的な抜け穴をふさぐことなども求めている。

国内では24年3月、首都圏の平均的な住宅賃料が週630ドル、首都圏のアパート賃料が週620ドルだった。一方、地方では住宅賃料が週540ドルだった。

 

ソース:news.com.au-Queensland tops list of states with worst housing stress as economists warn renters, first home buyers face ‘sharp end’ of market

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