【WA9日】 パース空港で、先住民シンガーソングライターのエマ・ドノヴァンさんがタクシーの乗車を2回拒否されたとされる。人種差別として、ドノヴァンさんはに苦情を申し立てる姿勢だ。
7日夜8時半過ぎ、ドノヴァンさんはメルボルンからパース空港に到着した。メルボルンのフィッツロイで自身初のソロアルバムをプロモーションするツアーを終え、気分良くWA州に帰宅した。国内線ターミナルを出て最初に待っていたタクシーに行き先を伝えたところ、拒否された。不審に思いつつ、2台めのタクシーに向かったが再び拒否された。2台は直ちに他の乗客を乗せていったという。別のタクシーに乗ろうとしていた男性が一部始終を見て、助けを申し出てドノヴァンさんを自宅に送った。
ドノヴァンさんさんは当初、移動距離が短いことを理由に乗車を断られたと思ったが、1人の運転手に「あなたたちのような人たちを乗せない」と言われて肌の色と確信した。先週、リコンシリエーション・ウィークのイベントにも参加たドノヴァンさんは「思い出して話すだけでも涙が出てくる」「私たちはもう不公平を受け入れたくない」と話した。
ドノヴァンさんの乗車を拒否したタクシー会社はわかっていない。パース空港はCCTV監視カメラの記録を運輸局に提出して調査に協力するとして、苦情を申し立てるようドノヴァンさんに促した。タクシー運転手に非が認められれば、最大で罰金3,000ドルが科せられる。
運輸局は、「オン・デマンドやタクシーの運転手は、適切な理由のない限りすべての乗客を受け入れなければならない」と明言する。また、苦情は直接企業に訴え、次に運輸局に申し立てるよう促す。
ソース:abc.net.au – WA musician Emma Donovan to make complaint after being refused taxi service at Perth Airport