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乳児用コリック治療薬に毒性 保健当局が警告

【NSW13日】  NSW州保健省は、新生児や乳幼児が腹痛を起こし長時間にわたって泣き止まない疝痛(コリック)の症状を改善するとして販売されている薬について、健康被害が急増していると警告した。

同保健省によると、コリックの治療薬として販売されている薬にベラドンナと呼ばれる薬草が使われており、これによって抗コリン症候群という症状を発症するケースが急増しているという。オンラインで薬を購入し、薬を与えた後に反応が出たというケースもあるようだ。

抗コリン症候群の特徴は皮膚の紅潮、皮膚の乾燥、口の乾燥、瞳孔の散大、心拍数の増加、尿閉、胃腸障害、体温上昇、興奮、眠気、ふらつき、哺乳不良、発作など。

NSW州保健省は、薬を飲んでから30分~4時間以内に発症する可能性があると警告しており、医療従事者に対し新生児や乳幼児、幼児などに抗コリン症候群の症状が見られる場合、ベラドンナによる反応である可能性を疑うよう呼びかけている。

さらに、保護者に対してはこの植物を含むいかなる薬も使用しないよう呼びかけている。QLD州保健省も同様に注意を呼び掛けている。

 

ソース:news.com.au-Urgent health warning over medicine administered to babies to stop crying

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