【NSW13日】 生活保護手当を支給されている世帯や仕事を探している人たちは、必要最低限のものを買ってしまうと請求書の支払いや予定外の出費を補う余裕がないことが、福祉団体のアングリケアの調べで分かった。
調べによると、無職の独身者でシェアハウスに居住している人の場合、家賃、交通費、食費の3つを差し引いた後、手に入る収入は週当たりわずか127ドルだった。ペアレンティング・ペイメントを支給されている親一人の世帯ではこれが24ドルまで減少した。生活保護受手当を受給している世帯のほとんどで、家計支出の大半を家賃、交通費、食費の3つが占めた。
アングリケア・オーストラリアのチェンバース理事は、「生活費が高騰し、家賃がこれまで以上に高くなる中、ジョブシーカーやその他のセンターリンクからの支給金で生活するのは、かつてないほど難しくなっている」と話した。
国内では、2023年に基本給が一度だけ引き上げられたが、ジョブシーカーなどへの所得支援額は依然として低く、人々は新型コロナ流行後のインフレ圧力に弱い状態のままとなっている。チェンバース理事は、「家賃が高騰を続ける中、人々は食事を抜いたり、医療を避けたり、過密状態の家に家族を押し込めたりすることを余儀なくされている」と話した。
ソース:news.com.au-Anglicare Australia’s annual cost-of-living report paints a grim picture of job seekers’ finances