【ACT14日】 警察によると首都特別地域(ACT)のオーストラリア戦争記念館で14日午後1時頃、男がスプレーで親パレスチナ派の落書きをした後、逃走したことが分かった。落書きは記念碑の3か所に書かれたとみられる。
落書きをしたとみられる男はCCTVの映像に映っており、黒いジャンパーに黒い覆面、カーキ色のズボンをはいていた。
連合のフィル・トンプソン国防副報道官は、「我々の最も神聖な光景を冒涜した卑劣な男は法で裁かれるべきだ」、「私たちが享受している自由は、軍服を着た勇敢な兵士とその家族の苦痛や犠牲の上に成り立っている」」と述べ、男を見つけて起訴するよう求めた。
リサ・ブルームホール警部補代理は国家施設での犯罪行為は許されないとし、「今朝、多くの人々にとって特別な意味を持つ国家機関が破壊されたのを目の当たりにし、警察として非常に遺憾だ」と述べた。
さらに、「平和的な抗議は健全な民主主義行為の一つだが、犯罪行為は許されないということを喚起したい」と述べた。
国内ではパレスチナのガザ地区で戦争が始まって以降、戦時中や植民地時代の人物などの記念碑が親パレスチナ派による攻撃の対象となっている。今週初めにはメルボルンのジョージ5世像の首が切り取られ、赤いペンキで覆われる事件が発生した。また、キャンベラのベトナム戦争記念碑にも「ラファに目を向けよ」といった親パレスチナ派によるメッセージが赤いペンキとともに書かれていた。
ソース:news.com.au-‘Scumbag behaviour’: Coalition slams pro-Palestine graffiti at War Memorial