【NSW14日】 オーストラリアの労働者で今後6~12か月以内に仕事を辞める予定だと回答した人は270万人に上ることが保険会社アリアンツ・オーストラリアが実施した調査で分かった。また約半数は疲労や燃え尽きの症状があると回答した。
調査対象者のうちは約40%が何らかの障害を持ち、5人に2人が神経多様性の症状があり、上司や雇用主から悪く評価されることを恐れて個人情報を隠した経験があった。
さらに従業員の31%は個人的な事情に関して上司の思いやりや配慮が足りないと感じていた。また、28%の従業員は上司が自分に対し無意識の偏見を持ち、仕事を効果的にこなせないと考えており、障害を持つ人の22%は排除されていると感じていた。
調査によると、企業や団体は今後12か月間で多様性や多様性の受け入れ、メンタルヘルスなどのサポートサービスに278億ドルを費やす予定であることが分かった。ただ、従業員へのサポートは十分とはいえず、さらに改善する必要があることも分かった。
生活費のひっ迫も人々の仕事への満足度に影響を及ぼしており、従業員の46%が仕事への満足度に悪影響を及ぼしていると回答。さらに33%は十分な報酬を得られていないと回答した。また、4分の1は人手不足により自分の仕事量が増えていると感じていた。
リアンツ・オーストラリアの人身傷害担当チーフ・ゼネラル・マネージャーのミッチェル氏は、「雇用主は、多様性のある職場を作るだけでなく、従業員が安心して最高の自分を発揮できるような企業文化を発展させることに注力する必要がある」と述べた。
ソース:news.com.au-About 2.7 million Aussie workers plan to quit their job in the next six to 12 months