【NT15日】 ボーイング737と同サイズの無人航空機が、太平洋を横断してオーストラリアに初めて着陸した。
ノースロップ・グラマン社のMQ-4Cトライトン(AUS1)は、木曜日にカリフォルニアの海軍航空基地を出発し、ウェーク島を経由して、NT準州のキャサリンに向かいオーストラリア空軍(RAAF)のティンダル基地に15日に着陸した。その後、オーストラリア国境警備隊を支援する海外パトロールに再派遣されるという。
パット・コンロイ国防相は昨年、RAAFを強化するための15億ドル予算の一環として、4機目となるAUS1の購入を決定した。同長距離機は、最近相次いで発生しているボートピープル問題を受け、アデレード近郊のエディンバラ基地から操縦される予定だという。今年2月には、パキスタンとバングラデシュからの亡命希望者約30人が、ブルームから130km離れたビーグル・ベイ付近に到着後拘束されている。
オーストラリアが同無人航空機の購入に関心を示してから20年以上が経過しているが、懐疑的な見方がないわけではない。上空5万フィートで飛行するにもかかわらず、敵の攻撃に弱く、小型の木造船は監視できないと言われている。
ウェンディ・ブライス空軍副司令官は無人航空機の到着を歓迎している。搭乗員たちはすでに大規模な訓練を受けたと説明しており「無人航空システムは、最新の積載重量と耐久性の向上によってもたらされる能力を活用できる大きな可能性を持っている。南西太平洋と南極大陸に至るまで、オーストラリアの北と北西のアプローチを粘り強く監視する能力が大幅に強化される」と述べた。
ソース: news.com.au – Unmanned drone the ‘size of a 737’ headed to Australia for the first time