【NSW22日】 オーストラリア国内で家計支出を補うために高リスクの融資制度を利用する人が急増していることが、借り手と貸し手をマッチングさせるデジタル・プラットフォーム、レンデラ(Lendela)による報告で明らかになった。
レンデラによると、同社のローン申請者は「今すぐ購入、後払い(BNPL)」、給料の前払い要求、少額クレジット契約(SACC)といった高コストのサービス利用が増えているという。これらのサービスは即座に資金が提供される一方、高額な返済コストを伴う。
レンデラの5月統計によると、負債者のうちBNPLを利用した人の割合は全体の23.5%を占めた。給与前借りは45%、クレジットカードは10%、SACCは40%だった。
また、複数のローンをまとめて一括返済に十分な総額を低金利で融資する、いわゆる「おまとめローン」の利用者が若年層で増えており、過去6か月で62%増加した。おまとめローン利用者のうち35%が18~29歳となっており、年収別では5万ドル~10万ドルの人の利用が58%を占めている。
レンデラの全国マネジャー、ジェイク・オズボーン氏は、「毎月の返済額が収入を上回り、持続不可能な債務サイクルに陥る可能性がある」と懸念を示し、「金融緩和の努力が不用意に人々の金銭的な弱さを増大させないよう、金融機関と規制当局は細心の注意を払って対応することが重要だ」と話した。
ソース:news.com.au-Fintech platform Lendela reports a rise in applicants with high-cost debts
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