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TASの冬の祭典 3000人が裸で「寒中水泳」に参加

【TAS21日】   TAS州サンディ・ベイにあるロング・ビーチで21日の朝、冬至を迎える恒例のイベントに約3,000人が参加し、気温7度という寒さの中で冷たい海に飛び込んだ。

冬至は世界中で特別な日として迎えられており、南半球でも最も日照時間が短い日を記念してイベントが開催される。冬至の寒中水泳はタスマニアの冬の祭典「Dark MOFO」のイベントの一環としてモナ美術館(MONA)が毎年開催しているもの。イベントの主催者は、一般の人々の芸術に対する認識に挑戦することを目的としている。

アートディレクターであるクリス・トワイト氏によれば、「同フェスティバルはこの10年に渡り、芸術の探究と挑戦的なアイデアの道標としての地位を確立し、観客に暗闇と冬本来の季節感を体感させてきた」と述べた。初年度はわずか300人だった参加者数は、この10年で大きく成長し、2023年に記録的な人出となったため、2024年には2,000人から3,000人に拡大された。同イベントの総括責任者であるメリッサ・エドワーズ氏は「毎年参加を逃していた人たちからの問い合わせ数が殺到している」と述べた。

同フェスティバルは毎年2,000万ドルの州経済にもたらしており、2021年には州政府から3年間で750万ドルの資金援助を受けている。しかし、経費の高騰と状況変化によって、今年のフェスティバルを縮小せざるをえない状況となっている。ジェレミー・ロックリフ州首相は、2025年に向けた計画について、イベント主催者と緊密に連携していくと述べた。

 

ソース:news.com.au – Nude swimmers take the plunge for Dark Mofo at Long Beach in Tasmania

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