【ACT24日】 7月から小売店でのベイプ販売が禁止されるが、10月から薬局で処方箋なしで購入できるようになりそうだ。連邦政府は当初、処方箋のみでの販売を促進していたが、妥協してグリーンズ(緑の党)の支持を得た。
10月から、薬剤師とベイプの危険について話した後で、カウンター奥に保管されたベイプを処方箋なしで購入できるようになる。購入の際に身分証明書の提示が必要で、ニコチン濃度も限定される。18歳未満の子どもの購入には医師の処方箋が必要だ。個人で消費するベイプの所持は刑事責任を問われず、商用量の所持や分配に罰則を科す。
保健省が1月に行った分析から、ベイプ販売を処方箋のみにした場合、処方箋目的でのかかりつけ医(GP)訪問が最大で年100万回に達すると見積もられた。
連邦のバトラー保健相は、「娯楽目的のベイプの危害から若者や社会を守り、禁煙目的でベイプが必要な人が、最寄りの薬局で購入できるようにする」と述べた。
グリーンズのスティール・ジョン上院議員は、「元喫煙者がたばこに戻ることのないよう、ベイプ市場の規制が必要だ」と話した。
野党国民党は政府案に反対し、タバコ同様にベイプの規制を求めている。政府は、党としての考えが未発表の自由党に支持を求める。
薬局組合は政府案に憤慨し、「違法ベイプを子どもやティーンエイジャーの手に届かせたくないと、誰もが考える。上院は薬局に対し、子ども用風邪薬の横にベイプをストックするよう求めている」と批判した。
ソース:news.com.au – Vapes to be sold in pharmacies as Labor shelves script requirements