【VIC24日】 VIC州のアラン首相は、音楽フェスや主要イベントなどで試験的に薬物検査を導入すると発表した。
アラン州首相は24日夜、「薬物検査の意図は事実のみ。どんな薬物でどのように作用するのか、医療専門家がオープンに教えるだけ。薬物使用を合法にするわけでなく、市民の安全を守る」「安全な薬物はない。致死力があるものか、使用者は知る権利がある」とソーシャルメディアで語った。
VIC州の音楽フェスで薬物過剰摂取は急増している。救急局は今年最初の3か月のみで、昨年全体を上回る数の薬物過剰摂取に対応した。
前任のダニエル・アンドリュース氏は薬物検査に反対していた。国内ではQLD州と首都特別区域(ACT)も薬物検査を導入している。
ナイン局の報道番組「60ミニッツ」で23日、国内のパーティーシーンで新たに高致死率の鎮痛剤が出回っていると伝えらえた。モルフィネを1,000倍上回るとされる合成オピオイドのニタゼンは、中国の工場から西欧諸国に大量で送られている。国内でもこれまでにニタゼン関連で20人が死亡した。昨年11月、NSW州でベイプ使用者が死亡し、補充に使われた闇市場のベイプジュースからニタゼンが検出された。
ソース:news.com.au – Victorian Premier Jacinta Allan confirms pill testing trial at festivals, events