【ACT25日】 内部告発サイト「ウィキリークス」の創設者、ジュリアン・アサンジ被告(52)が24日、米国司法省との取り引きで有罪を認め、収監されていた英国の刑務所から釈放された。母国のオーストラリアに帰国するとされ、アルバニージー連邦首相も同被告の釈放を歓迎した。
アサンジ被告はロンドンのエクアドル大使館に7年、英国内のベルマーシュ刑務所にさらに5年収監されていた。24日に発表された裁判所文書によると、アサンジ被告は米国の機密情報を違法に入手・開示したとして、米諜報法違反1件の有罪を認める。
アサンジ被告は24日、ベルマーシュ刑務所から釈放され、スタンテッド空港からステファン・スミス英高等弁務官とともにバンコクに向かっている。26日に米自治領のサイパンで米連邦裁判所に出廷するが、命じられた刑期62か月はすでに消化済みで、オーストラリアに帰国する予定だ。
アルバニージー首相は25日の議会質問時間後、「長すぎた。オーストラリアに帰国してほしい」と述べ、スミス英高等弁務官と元連邦首相のケビン・ラッド駐米大使がアサンジ被告をサポートしていると明らかにした。
グリーンズ(緑の党)のデイビッド・シューブリッジ上院議員も、「アサンジ被告はそもそもスパイ行為で起訴されるべきでなく、司法取引をする必要もなかった」「刑務所で長年にわたり、イラク戦争の残虐さを世界に見せつけた」と話した。
アサンジ被告の英国出発後、ウィキリークスは「草の根運動の事務局から報道の自由の活動家、政治的スペクトルの議員やリーダーたち、国連まで続いた世界的キャンペーンの結果だ」「ジュリアンの自由は我々の自由」と声明を発表し、支持者らに感謝を示した。
ソース:news.com.au – WikiLeaks founder Julian Assange walks free after US plea deal, set to return to Australia
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