【NSW27日】　　国内で鳥インフルエンザの感染が拡大するなか、大手スーパーマーケットのウールワースは27日から、東部沿岸地域で一人当たりが購入できる卵パックの購入数制限を開始した。一人当たり2パックまでとなり、NSW州、首都特別地域（ACT）、VIC州の店舗が対象となる。

ウールワースは競合コールズが9日からWA州を除く全州の全店舗で卵の購入を制限することを受け、同様の制限を発表した。また、他州のウールワース店舗では購入制限による影響はないもよう。

制限の導入について、ウールワースは卵パックの販売個数の規制は単に在庫の遅れであると説明。同社の広報担当者は、「他の小売業者と同様、NSW州、ACT、VIC州にある卵の仕入れ先の一つが包装工場の一つを一時閉鎖したため、短期的に在庫に遅れが出る見込みだ」と述べた。

さらに、この購入制限は向こう数か月間の在庫問題を管理するための「予防措置」として機能すると説明。今後1週間で他の事業所での操業が再開されるため、供給量は回復する見込みだとしている。また、現在のところ多くの買い物客は一度に一パックだけ購入しているとし、「他の人にも気を配り、通常買う必要のあるものだけ買うことを勧めている」と話した。

一方、NSW州で発生した鳥インフルエンザがACTの農場に拡大した疑いがあり、ACTでは商業卵農場の製品、卵、機械類は農場の敷地外に出すことを禁止する措置がとられている。

ソース：news.com.au-Woolworths customers in NSW, Victoria, ACT face egg carton purchase limit