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豪の単身世帯 46年までに全体の約26%に

【ACT28日】  オーストラリア統計局(ABS)は28日、2046年までのオーストラリアの世帯と家族の予測に関する新たな統計を発表した。これによると、人口は3,400万人に増加し、単身世帯は全体の世帯数の約26%を占めるとみられている。家族数は約700万~950万に増加する見通しだ。

また、家族形態ではパートナーとの同居が現在と同様、最も一般的であることには変わりなかった。ただ、最も急速に増加すると予測されるのは男性の一人親世帯で40~69%増加するとみられている。一方で女性の一人親世帯は依然として多く、一人親世帯全体の約80%を占めるとされている。

人口統計学者のリズ・アレン博士は、「家族はもはや私たちが以前考えていたようなものに縛られることはない」と述べ、統計は暮らし方だけでなく、家族の定義がリアルタイムで変化している国の変化を示していると分析した。

オーストラリアでは2001年から2021年までの間、人口の約半数が夫婦と子供だけの家庭となっていた。その後、子どもを持つことを遅らせたり、親になることを選ばない人が増えるにつれて、その割合は減少している。

アレン博士は、家族や子どもを持ちたいという夢や願望を実現したくても、社会的または経済的に住みにくい環境となっていると指摘。「オーストラリアは人口動態と経済の逆風に向かっている」と述べる一方、「戦略的にどのように将来に向けて備えるか、我々は十分な情報を持っている」とし、家庭や世帯のニーズについて考えることが重要だと話した。

 

ソース:abc.ne.tau-Single-father households will ‘increase the fastest’ by 2046 as population grows to 34 million, the ABS projects

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