【ACT28日】 オーストラリアでは、南極大陸からの寒気が南東部に流れ込み、今週末から突風やにわか雨、低層雪をもたらすことが予想されている。寒気の発生は例年通りだが、これに続く来週以降の天候は大きく荒れそうだ。
強い高気圧が1日までタスマニア付近に停滞することが予想されているが、これは7月としては非常に珍しい位置であり、偏西風の方向を逆転させ、東海岸では再び雨天が続く天候となりそうだ。また、内陸部や南部では氷雨が長引くなど、来週末にかけて大雨による被害が懸念されている。
また、SA州、VIC州、TAS州では強力な寒冷前線が上空を通過するため、土曜日にかけてにわか雨、突風、高山地帯では降雪が予想されている。この前線はこの冬一番とみられ、SA州南部とVIC州南西部の干ばつによる影響が大きく出た地域で5~20ミリの降雨、スキー場には最大20センチの積雪が見込まれている。
前線はその後、NSW州西部と南部を北上し、30日にはNSW州北部とQLD州南部に達する予想だ。ここ数日は穏やかな天候が続いていたが、前線の通過により気温が低下するとみられる。29日にはアデレードとメルボルンで最高気温が12度、30日にはホバートとキャンベラで9度、シドニーで15度まで下がる予想だ。
ソース:news.com.au-Australia’s weather heading off the rails — cold, snowy change followed by possible record ‘blocking high’