【NSW2日】 シドニー大学で、大学生の男性が14歳の少年に包丁で刺される事件が発生した。
キャンパーダウンのシドニー大学で2日午前8時46分、軍隊風の迷彩服をまとった少年(14)が、男子学生(22)の首を包丁で刺したと緊急サービス局に通報が入った。少年は逃走後に王立プリンス・アルフレッド病院に現れ、メンタルヘルスの検査を受けている。被害者は軽傷で済み、回復する見通しだ。ユダヤ人を標的にした事件ではなく、少年は警察に知られていた。
事件の動機は明らかになっていないが、警察は、少年がインターネットの影響で過激的な思想に走ったと考える。警察のテロ対策捜査班が取り扱う事件でも、12~16歳の子どもの関与が増えている。マーク・ウォルトン副総監は、「インターネットは有毒だ。若者が簡単に過激思想に走る。保護者は、子どもがオンラインで何を見ているのか認識すべきだ」と呼びかけた。本事件に関し、連邦警察もNSW州警察と連携している。
事件後、シドニー大学はロックダウンに入り、その後再開された。捜査が行われる間は警備や警察官の配置を増強する。また、カウンセリングを必要とする職員と学生に無料で提供する。
ソース:news.com.au – Details after man stabbed in the neck at The University of Sydney, 14-year-old arrested