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新型コロナ亜種FluQE 流行の兆し

【ACT3日】  オーストラリア国内で、感染力の非常に高い新型コロナウイルスの亜種FluQEが流行の兆しを見せていると専門家が警告している。

南オーストラリア大学の生物統計学者、エイドリアン・エスターマン氏によると、FluQEは昨年末と今年初めに流行したFliRT亜種が変異したものだという。米国ではすでに急増しており、国内でも数週間以内に感染が拡大するとの見方を示した。

新型コロナ感染者数はSA州だけで4月17日の924人から5月22日は2,394人に増加。その後、6月19日に980人に減少した。エスターマン氏は、FluQEは免疫システムをかわし、感染しやすくなっていると警告。オーストラリア王立医師会はFliRTとFluQEはオミクロンの子孫だとしている。

さらにエスターマン氏は国内で予防接種を受けているのは高齢者の40%、高齢者介護施設の入居者の40%にとどまっているとし、一部の高齢者はこれから襲ってくる感染の波に適切な備えが出来ていない可能性があると懸念を示した。また、FluQEに対し効果のあるワクチンは年末にかけて利用が可能になるとの見通しを示し、現在のワクチンもFluQEに対しある程度の免疫力があると述べた。

 

ソース:news.com.au-Experts warn new contagious FLuQE Covid subvariant ‘taking off’ in Australia

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