生活

セルフレジの魚眼カメラ 買い物客から不満噴出

【NSW5日】  スーパーマーケット各社が導入するセルフサービスレジの防犯カメラをめぐり、魚眼レンズを使用しているのは窃盗をとどまらせるための心理的テクニックでぞっとすると不評を集めている。

ソーシャルニュースサイトのレディットで今週、セルフサービスのレジで魚眼レンズが使用されていることについて、悪印象を呈することで後ろめたいことをしているように感じさせていると非難の声が続出した。

防犯専門会社Praesidium Risk and Resilienceのマネジングディレクターで小売店の防犯検知の第一人者であるスコット・テイラー氏は、防犯カメラの主な目的は買い物客を悪者にすることではないと説明。顔認識カメラが効率的に機能するためには、特定の確度に設置しなければならないものもあると述べた。

監視カメラをめぐっては、買い物客の一人が、「カメラに映る自分が悪印象と感じるのは自分だけなのか」と質問したことで不満が噴出。「カメラ映る自分にがく然とする」、「自分を醜い人間とは思っていないが、画面に映る人物には不気味な谷のような居心地の悪さを感じる」、「自意識過剰になるのでレジの近くに立ち首だけ映るようにしている」などの声が寄せられた。

テイラー氏は、防犯カメラは強力な抑止力として機能していると説明する一方、より良い抑止力は窃盗をしようとする人を未然に特定する行動訓練を受けたスタッフを置くこととの見解を示した。

統計によると店舗での盗難は20%増加しており、小売業者の損失額は年間90億ドルに達している。

 

ソース:news.com.au-Security expert explains why you look ‘bad’ at a self-serve checkout

 

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