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海外旅行中のスポーツ事故多発 「保険加入を」

【ACT12日】   オリンピックを間近に控え、南半球では雪のシーズンが近づいている中、海外旅行に出かけるオーストラリア人に対して、レジャー・スポーツをする予定がある場合はきちんと補償される海外保険に加入するよう保険会社が呼びかけている。

サザンクロス・トラベル・インシュランス社(SCTI)によると、昨年1月から6月までに同社が海外旅行者に支払った金額は53万5,000ドル以上で、保険金の請求平均額は約2,000ドルだったが、今年1月から4月までのスポーツ関連の保険請求件数は昨年の同時期と比較してほぼ倍増しているという。同社のCEOであるジョー・マッコーリー氏は「2023年の請求件数が160件だったのに対し、今年は4ヶ月ですでに99件のスポーツ関連の請求があった。旅行者が北半球で冬のホリデーを楽しんでいる間、2月にはスキーやスノーボードによる事故の保険金件数が昨年の2倍になっている」と述べた。

同社では、スポーツ保険を特定のスポーツに参加した際に発生する傷害に分類しており、「スイミングプールから出る時につまずいた場合、泳いでいなくてもプールに近接しているためスポーツ中の事故として扱われる」と同氏は説明している。

最も一般的クレームは、スキーやスノーボードのレッスン中による骨折で、ウィンタースポーツによる保険金請求は63%を占め、その額はおよそ3,230ドルにのぼるという。

同氏は、海外旅行保険に加入する場合はすべてのスポーツが補償の対象になるとは限らないので、補償内容をきちんと確認するように呼びかけている。カイト・サーフィンやスカイダイビングのようなエクストリーム・スポーツはリスクが高いため対象外となる。その他、標高3,000m以上の登山、ハイキング、トレッキング、トランピングも対象外で、標高1,500m〜3,000m間で、1日に500m以上の登山をする場合も同様となる。

 

ソース:news.com.au – $2k mistake Aussies make overseas

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