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豪6月失業率4.1% 金利は据え置きか

【ACT18日】  オーストラリアの6月の失業率は4.1%と前月から0.1ポイント上昇し、予想された水準となったことがオーストラリア統計局(ABS)による発表で明らかになった。雇用と労働力人口の伸びは予想を上回った。

ABSによると、6月は雇用者数が約5万人増加した一方で失業者数が1万人増加した結果、失業率は4.1%と前月からわずかに上昇した。労働参加率は66.9%となった。

ABSのジャービス氏は、失業者数は2022年10月に記録した49万1,000人から6月は60万8,000人に増加したが、新型コロナのパンデミック直前と比べれば10万人程度少なく、14.2%下回っていると指摘した。

豪準備銀行(RBA)はこれまで行われた13回の利上げによって経済が冷え込んでいないか雇用市場の監視を続けており、次回は8月6日に利上げについて発表を行う予定だ。

オックスフォード・エコノミクス・オーストラリアの主席エコノミストのウディ氏は、18日に発表された統計が金利に大きく影響することはないとし、RBAは政策金利を4.35%で据え置くとの見解を示した。

 

ソース:news.com.au-ABS releases latest labour force figures

 

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