【ACT20日】 19日、世界史上最大とされるITシステム障害が発生した。これを利用したフィッシング詐欺がすでに報告されているとして、政府は注意喚起を促す。
米サーバーセキュリティ企業のクラウドストライク社は19日午後2時9分(豪東部標準時間)、ソフトウェアのアップデートに伴ってエラーが発生したと発表した。サイバーセキュリティに反するものではないという。
オニール内務相は20日、「今回のシステム障害に便乗する詐欺に、向こう数日は十分注意するように」「個人情報や銀行情報を聞かれたり、送金を迫られたら、すぐに行動せず、不審でないか考えてほしい」と警告した。クラウドストライク社およびマイクロソフト社を装い、個人や小規模事業宛に、システムのリブート目的として銀行情報を求めるメール詐欺が送られている。
今回のシステム障害により、旅客便やスーパーマーケットで今も影響が残っている。
主要航空会社のオペレーションはオンラインに戻ったが、手荷物の預け入れなど内部システムが完全に復旧していない可能性もあり、余裕を持って空港に向かうのが奨励される。
スーパーマーケット大手のウールワースも20日は国内全店で営業に戻ったが、一部のレジがまだ閉鎖している店舗もある。
ソース:news.com.au-‘Be really cautious’: Minister for Home Affairs Clare O’Neil urges Australians to remain vigilant amid the CrowdStrike global IT outage