【SA24日】 SA州保健省は州内の小売店から1本当たりにコカ・コーラ9本分のカフェインが含まれるエナジードリンク約700本を押収した。カフェインの大量摂取は不眠症、不安症、うつ病のほか、心疾患、胸やけ、潰瘍、発作などを引き起こしたり、まれに死に至ることもある。
押収されたエナジードリンクはGFUEL、Bang、Razなどで、473mL缶の一缶当たりのカフェイン含有量は300mgだった。さらにC4、Ghost、Ryse Fuel、3D、Redconなどのドリンクでは同じ473mL缶に200mgが含まれていた。
SA保健当局は州内の18店舗でこれらのドリンクが販売されていたとして、2店舗に3,000ドルの罰金支払いを命じ、13店舗に警告書を発行した。
リース公衆衛生局長代理は、「多くの場合、これらの飲料は海外から輸入されており小売業者は違反に気づいていない」、「小売業者が規制について正しく理解し、このような飲料を店頭に並べさせないよう再犯者には罰金を科している」と説明した。
ピクトンSA州保険相は、高濃度のカフェインは子どもたちにとって特に有害だと警告し、「憂慮すべきことに、これらの製品は意図的にティーンエイジャー向けに販売されているようだ」と述べた。また、消費者として、カフェインの含有量を必ず確認することも重要だが、企業が責任を自覚してこのような製品を輸入したり仕入れないことも重要だと指摘した。
ソース:abc.net.au-‘Check the label’: Health warning as drinks pulled from shelves