【ACT25日】 オーストラリア潜水艦庁(ASA)のジョナサン・ミード長官は、豪英米の安全保障枠組み「AUKUS(オーカス)」について、道のりは長く困難なものになるとの見方を示した。3国の間では現在、オーカスの取り組みがとん挫した場合の負担金のあり方について議論が続いている。
パースで開催されたインド洋防衛・安全保障会議で講演したミード長官は、AUKUSの試みは挫折に見舞われると警告。数十年にわたる高価なプロジェクトが進行する中、「戦略的忍耐」が必要だと訴えた。
さらにミード長官は、AUKUSがこの地域の「軍事的パワーバランスを変化させている」と主張する一方、さらに多くの作業を行う必要があるとの見方を示した。また、「挫折もあるだろうが、世代を超えたコミットメントをやり遂げる自信が必要だ」と述べた。
これに先立ち英国海軍総司令官は、豪州の納税者が英国の潜水艦産業基盤を改善するために、英国政府に50億ドル近い資金を提供していることは「不合理なことではない」と語った。アルバニージ政権は今年3月、新型潜水艦「SNN-AUKUS」の設計作業と最終的に潜水艦に搭載される原子炉を製造するロールス・ロイス社の向上拡張のため、英国の産業界に46億ドルを拠出することを確認している。
Australia’s Submarine Agency boss told an international defence conference the