【VIC30日】 VIC州保健当局は、メルボルンでレジオネラ症の患者が増えているとして、向こう数日で感染が広がるだろうと警告した。
VIC州のクレア・ルッカー主席医務官は30日、「26日以降レジオネラ症で病院を訪れる患者が著しく増えている。今後さらに増えるだろう」とメルボルンのABCラジオで話した。また、「レジオネラ症は悪質な肺炎だ。メルボルン大都市圏に居住または訪問し、症状が出たら医療機関を訪れるように」と呼び掛けた。
過去3日でレジオネラ症22例が確認され、さらに6例で疑いが持たれている。患者のほとんどが40歳以上で、全員がメルボルンに居住または訪れた。多くの人が重い肺炎を患って入院・集中治療を受けている。保健局は感染源を調査中だ。
症状は発熱、悪寒、咳、頭痛、筋肉痛で、吐き気や嘔吐、下痢、錯乱を起こすこともある。
レジオネラ菌は園芸用の土の中に存在し、土やマルチング用の腐葉土の中で増殖する。河川や湖、温泉、スパや温水システムにも存在する。レジオネラ菌を含む水分の飛沫が空気中に飛散し、これを吸って感染が広がるが、人から人や、汚染した水を飲んで感染することは稀だ。感染後、症状が出るまで最長10日かかる。
ソース: news.com.au – Victoria’s chief health officer warns Legionnaires’ outbreak likely to grow