政治

自発的安楽死を合法に NT準州に提言

【NT31日】  NT準州政府に委託を受けた諮問委員会がこのほど、自発的ほう助自死(voluntary assisted dying)を合法化するよう勧告する報告書を提出したことが分かった。報告書は先住民の文化的安全性や認知症患者によるアクセスの問題などを含む22の提言を行っている。

NT準州政府による委託を受けた同報告書では、数か月間にわたり準州全域で行われた協議の結果をまとめた。これには、NT準州が国内の他の州と「大筋で一致する」法律を導入し、これを実施するための一元化されたサービスの開発と拠出を行うべきだとする内容が含まれている。

また、1,396人を対象とした同調査では73%が「人はいつ死ぬか選択できるべきである」という意見に賛成だったことが明らかになった。協議の中で「最も話題になった事柄の一つ」としては、認知症やその他の神経疾患を持つ人も自発的ほう助自死を可能とすべきかということが挙げられた。

NT準州では1995年に世界で初めて自発的ほう助自死を合法化したが、この法律は1年後に連邦政府によって却下された。現在、オーストラリアではNT準州を除くすべての州と首都特別地域(ACT)で合法化されている。

 

ソース:abc.net.au-Report recommends NT government legalise voluntary assisted dying, after months of consultation

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