【ACT1日】 2024年7月のオーストラリア全土の住宅価格は0.8%上昇し住宅購入がさらに困難な状況となっていることが、住宅価格査定サービスのプロップトラックによる住宅価格指数で明らかになった。住宅市場の成長率は過去一年間で6.28%の伸びを示し、多くの初回住宅購入者が市場から弾き出される状況となっている。
住宅価格の伸びが最大だったのはパースで過去12か月で23%上昇した。ブリスベンとアデレードでも住宅価格は2桁成長をみせている。
プロップトラックのシニアエコノミストのライアン氏は、「金利は2011年~12年の水準のまま住宅価格が倍増したため、住宅の取得可能性においてますます厳しい時期を迎えている」と述べた。また、過去10年間で住宅価格が最も上昇していないのはダーウィンを除いてパースだけとなっており、2000年代半ばにパースで多くの住宅が建設された後に住宅価格も追い付いてきたとの見方を示した。
一方、メルボルンの7月の住宅価格の低下率は0.21%と4か月連続の低下となった。ダーウィンは0.15%、ホバートは0.4%それぞれ低下した。シドニーは最高で0.12%上昇したが、その後はメルボルンやホバート、ACT(首都特別地域)と並んで横ばいだった。
ソース:news.com.au-The Aussie dream is in tatters as housing prices surge across the nation