【TAS2日】　　TAS州ホバート市はこのほど、自転車と公共交通機関の利用を増やし、自動車の交通量を削減するための新たな計画を承認した。優先プロジェクトとして、市内のコリンズ・ストリートとオーガスタ・ロードで自転車専用レーンの整備を行う。

ホバート市は「気候変動に対応した効率的な交通手段」に焦点を当てた、2024年交通戦略を承認した。市内ではこれに先立ち、アーガイル・ストリートとキャンベル・ストリートで自動車専用道路が整備されている。

ホバート市議会議員でモビリティ・ポートフォリオ委員会のポッセルト氏は、ホバートは南北をつなぐバイパス道路がなく他の国内都市と比べても道路事情が複雑だと指摘。すべての交通が市内を通過しなければならないことから、交通渋滞を巻き起こしているという。このようなボトルネックの状態では、事故が起きるとホバート全域で交通が滞ることになる。

豪政府統計局（ABS）によると、ホバート都市圏は人口1人当たりの自動車利用率が国内の年で最も高い。同市は、自動車への依存度の高さが最終的に住民の負担になると考えており、通勤者による自転車や公共交通機関の利用をさらに増やしていきたい考えだ。

ソース：abc.net.au-https://www.abc.net.au/news/2024-08-02/hobart-council-bicycle-city-plans-reducing-car-transport/104135502