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カウラ集団脱走80周年 式典に連邦首相も

【NSW4日】   NSW州中西部カウラで4日、第二次世界大戦中の日本兵による集団脱走から80周年を記念して、平和式典が執り行われた。アルバニージー連邦首相も花輪を手向けた。

1994年、カウラ近くの収容所に日本兵2,000人以上が収容されていた。同8月5日未明、日本兵数百人が集団脱走し、オーストラリア人4人と日本兵234人が死亡した。

式典でアルバニージー首相は「集団脱走によって亡くなった、オーストラリア人と日本人を偲ぶ」「カウラの人々は、起こったことにかかわらず、思いやりの心はすべてを乗り越える力があると思い出させてくれる」「豪日間で成長・栄えた友好関係だ」と語った。

リベリナ地方を代表するマイケル・マクコーマック議員が、アルバニージー首相を招待した。マクコーマック議員は「カウラのコミュニティは、第二次大戦後に日本に心を開いた。日本が犯した残虐行為を考えると非常に難しい時代だったが、許された」「世界最大の日本の軍事式典がカウラで行われている」「かつて敵対した2国が今は素晴らしい友達となった。豪日は、経済的な結びつきのみでなく、文化的にもつながっている」と語った。

駐オーストラリア大使の鈴木量博氏も式典に出席し、「花輪を手向けてくれたアルバニージー首相に深く感謝する。日本とオーストラリアの友情は、明るい未来に向けて、過去を共有する」とX(旧ツイッター)にコメントした。

ソース:new.com.au- Albanese pays his respects on the 80th anniversary of the Cowra breakout

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