政治

RBA、政策金利4.35%で据え置き

【ACT6 日】   オーストラリア連邦準備銀行(RBA)は、6日の定例会で政策金利を4.35パーセントで据え置くと決定した。政策金利は昨年11月以降4.35パーセントで変動がない。

RBAは会議後の声明で「インフレは現在も高すぎる。目標値に向かって下降していると自信を持って言えるまで、(今後の政策金利について)断言できない」と述べた。

先週発表された消費者物価指数(CPI)のデータから、エコノミストの多くが金利据え置きを予想していた。

4-6月期のインフレ3.8パーセントはRBAが目標とする2~3パーセントより高いものの、予想ほど上昇しなかった。

5月、RBAがクリスマスまでにインフレが3.1パーセントに下がると予想したのに対し、財務省は2.75パーセントを予想した。連邦選挙を来年に控える政府は、インフレと政策金利の引き下げに向けて大きく投資した。投資の一つに、国内の全世帯向けの光熱費支援300ドルがある。連邦のチャルマーズ財務相は「国民はすでに十分厳しい状況に置かれている」と述べ、金利据え置きを歓迎した。

過去12年で最高の政策金利は、住宅ローンを抱える世帯に大きな財政負担となっている。2022年初頭に最大の借り入れ能力で住宅を購入した共働き世帯は、税引き前賃金のおよそ43.9パーセントを現在返済にあてている。

早くとも11月まで、遅ければ来年5月まで政策金利の引き下げはないと大手銀行は予想する。ローン保持者の多くが、もうしばらく厳しい状況に置かれそうだ。

ソース:news.com.au- Reserve Bank has kept official cash rate on hold at 4.35 per cent

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