【ACT8日】 オーストラリア準備銀行(RBA)のブロック総裁は8日、国民がこれ以上インフレにさらされるのを回避するためには、「さらなる利上げもためらわない」と述べたことが分かった。RBAは6日の会合で政策金利を4.35%で据え置くことを発表している。
RBA理事会はインフレ率が2~3%の目標範囲に戻るのは2025年12月以降と予想している。ブロック総裁は、「インフレ目標と雇用目標のバランスをとるという理事会の方針を満たすと判断し、金利の据え置きを決定した」と述べた。
さらに、「理事会はインフレの上振れリスクについては警戒を怠っておらず、必要であれば利上げも辞さない」、「高インフレが続く状況のほうが良くなく、誰にとっても痛手だ」と話した。
ブロック氏はNSW州ノーザン・テーブルランズのアーミデール出身だが、地方部では生活費や住宅価格の高騰が深刻となっており、アーミデールでは住宅価格が約40%と急騰。平均的な賃料は約25%上昇している。同氏は、住宅価格の高騰による家計への負担は都市部だけでなく地方でも深刻であり、建設活動の低迷がこのまま続けば、家計への負担もしばらく続く可能性があると述べた。
ソース:news.com.au-RBA ‘will not hesitate’ to hike rates if it must, governor Michele Bullock Bullock says