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甘味料エリスリトール 心臓病などのリスク急増

【ACT9日】  米国クリーブランドクリニック・ラーナー研究所によると、人口甘味料として人気でケトジェニック・ダイエットと呼ばれる食事療法に使われる甘味料、エリスリトール(erythritol)を摂取すると、心臓発作や脳卒中のリスクが2倍以上になることが分かった。血液中の血小板が活性化されることで、血栓を引き起こす可能性があるという。

オーストラリアでは、ピュア・プロダクト、ニルヴァーナ・オリジナルズ、ナチュラリー・スウィl-トなどのブランドがオンラインで販売している。スキニー・シュガーと呼ばれるブランドは、砂糖とエリスリトールを組み合わせたパックを販売しており、カロリーは砂糖の半分だとしている。

同研究所のヘイゼン博士は、キシリトール(エリスリトールのような糖アルコールで、砂糖不使用のキャンディーやガム、歯磨き粉などに含まれる)を多量に摂取すると、心臓病や脳卒中のリスクが高まることも突き止めている。同博士は、「心臓病や糖尿病、メタボリックシンドロームなど血栓症のリスクが高い人は、糖アルコールで甘くした飲み物や食べ物よりも、砂糖入りのお菓子を時々、少量だけ摂取するほうが望ましい」とアドバイスした。

オーストラリアではエリスリトールに関する特別なアドバイスは行われていない。NZ食品基準局も現在のところ、エリスリトールに関する警告を出していない。

 

ソース:news.com.au-Popular sugar substitute erythritol linked to increased risk of heart attack, stroke

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