【NSW14日】 オーストラリアの子どもの3人に1人が最低学力基準を下回り、約40万人の生徒が特別補修が必要であることが、14日に発表された学力テストNAPLANの結果から明らかになった。連邦政府は教育セクターに過去10年間で6,000億ドルを注入しているが、学力の向上にはつながっていないもようだ。
今年のNAPLANテストでは9,431校の130万人の児童と生徒について、識字能力と計算能力の測定が行われた。このうち4分の1近くは「発展途上」または「テスト実施次点で期待値に向かって努力中」と測定された。
学校セクターや専門家は今年のNAPLANの結果を「冷や水を浴びせられたような憂慮すべき結果」と深刻に受け止めており、各州・準州に対し早急に対処するよう要請した。
シンクタンクのグラッタン・インスティチュート教育プログラムディレクターのジョーダナ・ハンター氏は、NAPLANの新しい評価基準が昨年発表され、生徒の3人に1人が読み書きと計算で基準を満たしていなことが明らかになったが、2024年も大きな変化はなかったとし、複数の重要な分野で進歩が見られないことに「気が重くなる」と話した。
ハンター氏は特に男子高校生の成績が芳しくないと指摘し、9年生の作文では習熟レベルに達しているのは男子生徒の半数にとどまっており、「男子生徒の課題に取り組む必要がある」と述べた。
ソース:news.com.au-‘Disturbing’ signs we’re failing a whole generation of Aussie kids – especially boys
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