【NSW15日】 開業が遅れていたシドニーのメトロが、今月19日からチャッツウッド―シドナム間で開業する見通しだ。総工費210億ドルの同メトロは今月4日に全面開通を予定していたが、全国鉄道安全規制局(ONRSR)による複数の安全点検が完了せず延期となっていた。
メトロを利用した場合の所要時間はマーティン・プレイスからウォータールーまでが6分、シドナムからマッコーリー大学までが33分、セントラルからチャッツウッドまでが15分、ノース・シドニーのビクトリア・クロスからバランガルーまでが3分となっている。
また、消防隊員組合(FBEU)がメトロはまだ乗客を乗せて運転するのに安全とはいえないと懸念を示しているのに対し、シドニーメトロ側はまだ承認されていない事柄は“非常に少ない”と主張している。
FBEUが19日の開通を支持するかどうかは今のところ不明だが、州書記長のレイトン・ドル―リー氏はABCラジオ・シドニーに対し安全性についてまだ納得していないとし、「片付けるべきことがいくつかあるのは明らかだ」と述べた。
7月13日にノース―ウエスタン線で5車両が5時間にわたりトンネル内で立ち往生した事故については、現在も調査が行われている。
ソース:abc.net.au-NSW government locks in date for Sydney Metro line between Chatswood and Sydenham In short: