【ACT16日】　　　オーストラリアで電子入国カードの試験運用が開始されると16日に発表されたことを受けて、観光業界からは大歓迎の声を受けている。オーストラリアに入国する旅行者が、時差ボケと闘いながらオレンジ色のカードを記入するために必死にペンを探す作業から解放される日が近づいている。

国内の観光・運輸・航空部門の業界団体の主体である観光交通フォーラム（TTF）のマージー・オズモンドCEOは「紙のカードは過去の遺物。デジテル化により旅行者が空港での手続きを円滑にするとともに国境警備を優先し、より近代的で効率的なプロセスを実現する」とデジタル化への動きに賛同している。

この試験運用は、オーストラリアとニュージーランドの両首相が、二国間のシームレスな旅行を実現するための方法を検討することに同意し、昨年に設立された
「トランス・タスマン・シームレス・トラベル・グループ」の取り組みによるもの。最初にニュージーランドから到着するカンタス航空便を対象とし、今年後半に開始される予定だが、オズモンド氏は他の航空会社にも拡大される予定だと述べた。

ソース: news.com.au – Australia to trial a digital arrivals card for travellers ending the chore of filling in a card