【QLD17日】 国内初の観光アトラクションとして知られたシーワールドのモノレールが、約40年の歴史に幕を閉じることになった。
同モノレールは1986年にオープンしたオーストラリア初のアトラクションとして親しまれてきたが、2019年以降は休眠状態となっていた。運営会社であるヴィレッジ・ロードショー社の最高執行責任者のビカシュ・ランダワ氏は「同アトラクションは国内で最初で最後の観光用モノレールだった」と述べた。
同モノレールは38年間の運行で園内を33万往復し、これは国内を44周するのに相当する。人気のあったアトラクションだったが、5,000万ドルをかけた新アトラクション「ニュー・アトランティス」の建設に伴い、2019年に閉鎖されていた。インフラの悪化により、必要な部品の調達が困難になったという報告の中、その将来について憶測が飛び交っていたが、同氏は「導入していたインフラのサポートをもはや世界中で受けることができなくなった」と閉鎖の理由を述べている。
8年間運転手を務めていたデール・ビア氏は「このモノレールは最高だった。思い出がたくさんあることに感謝するが、パークの将来の可能性も歓迎している」と述べた。SNS上では閉鎖の決定にショックを受ける人たちもおり、「一つの時代の終わり」だと語る人もいた。取り壊しは年内に開始される予定。
ソース:news.com.au – SeaWorld monorail set to close after almost four decades