【NSW25日】 NSW州警察は、携帯電話から緊急通話に連絡した際にライブ映像や写真を送り、居場所を把握するGPS機能を持つプラットフォームを立ち上げた。緊急時に警察官や緊急サービス局が正しい情報を入手できるよう役立てる。
緊急通話用プラットフォーム「ブルーリンク(BluLink)」は、オペレーターにライブストリームで映像や写真を送るとともに、GPSによる位置情報を知らせることが可能だ。携帯電話から緊急通話(000)に電話すると、ブルーリンクに接続を希望するかどうかリンク先が送信される。リンク先をクリックすると、録画した映像や写真の送信が可能になり、警察とチャットで連絡もとれる。ブルーリンクはアプリでなく、事前ダウンロードの必要はない。
NSW州で昨年2月から1年間の試験試行中、行方不明者の捜索やハイキング遭難者の救助に使われた。4月にボンダイジャンクションのウエストフィールド・ショッピングセンターで発生した刺殺事件でも、アップロードされた形跡やCCTV映像を警察が確認できた。
ケイトリー州警察相は「警察は事件内容を把握し、対応するために、真相を市民に頼る」「現場に到着前に情報が得られる」「平均で、1日1,500件以上の緊急支援要請が寄せられる」と話した。
ソース:news.com.au – NSW Police launch game-changing platform for emergency calls