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若者のメラノーマ発症リスク減少 民族性多様化が背景に

【ACT2日】   民族性の多様化が進み、国内の若者がメラノーマ(悪性黒色腫)を発症するリスクが低くなっているようだ。

QLD州医療研究所(QIMR)が行った研究によると、国内の若い世代の30パーセント近くでメラノーマを発症するリスクが低または中程度に留まっている。民族性の多様化が進んで肌の色が濃くなっていること、さらに80~90年代に行われた大々的なメラノーマの認識キャンペーンが功を奏したと言える。

デイビッド・ホワイトマン教授は「50歳以上でメラノーマの発症率は急増したが、若い世代で減り続けている」「国民の半数以上が海外生まれ、または海外生まれの親を持つ。英国や北欧の祖先を持つ人より、メラノーマのリスクが低い地域の祖先を持つ人が国内で大幅に増えた」と話した。

国内でメラノーマを発症するリスクが高いと考えられる割合は、2006年の85.3パーセントから2021年は71パーセントに減少した。

さらに、欧州系の色白の若者の中でもメラノーマ発症率が下がっている。先進国の若者が屋内でコンピュータや携帯電話を使用する時間が増え、屋外活動が減っていることが背景に考えられる。

1年のほとんどが強い日差しにさらされるオーストラリアは、引き続きメラノーマの危険意識を高める必要がある。

ソース: nsw.com.au – Study finds young Aussies 30 per cent less likely to develop melanoma because of skin tone

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