一般

ATMにカード読み取り機設置 ルーマニア国籍の男女を収監

【NSW2日】   シドニーとメルボルンのATMにクレジットカードの磁気データ読み取り機を設置したとして、ルーマニア国籍の男女が有罪判決を受けた。刑期終了後に強制送還される見通しだ。

シドニーのキャンベルタウン地方裁判所で先月30日、ルーマニア国籍の男(34)と女(33)は3万6,000ドルを盗んだとして、男に懲役4年2カ月、女に2年6か月がそれぞれ言い渡された。2人はシドニーとメルボルンのATMに“シマー“と呼ばれる金属を設置し、クレジットカード情報を盗んだ。”スキマー”はカードの磁気帯から情報を読み取り、”シマー”はマイクロチップから読み取る。

連邦警察は米国の当局から、「シマーがオーストラリアに送られた」と情報を受け、米国、中国さらに英国からシマーが入った小包が届いたと確認した。ルーマニア国籍の2人が住むシドニー北西ローズの自宅を捜索したところ、現金1万2,900ドル、シマー用デバイス、偽の身元証明書、カード読み取り機、SIMカードが発見された。警察は2人がATMに金属を設置後、銀行で現金を引き出し、盗んだカード情報を使って送金するのを確認した。連邦警察のティム・ステイントン刑事局長は「どこにいても、犯罪行為は必ず突き止められる」と警告した。

2人は刑期終了後、強制送還される可能性が高い。

ソース: nsw.com.au – Sydney couple jailed for $36k card reader scam

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら