【QLD4日】　　　中国発の格安通販サイト「Temu」が、QLD州のデザイナーのアートを許可なく格安で販売したとされる。

サンシャインコーストのローレン・シゾンズさんは、ブランド「Lauren Sissons Studio」で自らデザインしたポストカードやノート、文房具を販売する。数か月前に、アイデアサイト「ピンタレスト」で自身のグリーティングカードが広告に出ているのを発見した。画像をクリックしたところ、格安通販サイト「Temu」に移動した。

シゾンズさんはTemuに連絡したが、当初は広告を削除しないと言われた。自らのアートワークの写真とともに再び訴え、数日後に「広告を削除した」と連絡があったが、数週間後には別の商品に酷似した商品を発見した。シゾンズさんがデザインした定価25ドルのポスターは、Temuで4ドル99セントで販売されていた。

ナイン局の報道番組「A Current Affair」内でシゾンズさんは、「大きなシステムに対し、私は個人アーティスト。個人や小規模事業を搾取するためにつくられたプラットフォームだ」と話した。

リチャード・ミトリ弁護士は「格安サイトは定価の100分の1ほどの値段で商品を売る。アーティストが実際に中国を訪問して訴える価値がない。処罰を受けずに搾取し続けられるとわかってやっている」と話した。

Temu の広報官は番組宛ての声明で「再犯者や不誠実な売り手に対し、出店を永久に禁止するなど複数の罰則を課す可能性がある」「悪質な売り手が異なる名前で戻るのを防ぐため、ブロックリストもある」と述べた。

ソース: nsw.com.au -‘Platform built on exploiting those artists’: Australian small business owner claims Temu sold her designs without permission