【NSW12日】 オーストラリアの8月の家計支出は、今年の父の日が9月1日と早かったことなどが影響し上昇したことが、コモンウェルス銀行による「ハウスホールド・スペンディング・インサイツ・インデックス」で明らかになった。8月の指標は1.8%上昇し153.4ポイントとなった。
コモンウェルス銀行のチーフエコノミスト、ステファン・ハルマリック氏によると、8月は支出12項目のうち10項目で支出が上昇し、今年は父の日が9月1日と早かったことで支出が押し上げられたことが要因との見解を示した。
支出項目別ではホスピタリティが前月比5.2%増、家庭用品が4.4%増だった。食品・飲料は1.2%増、自動車1.4%増、レクリエーション0.7%増となった。8月に最も支出が減少したのは光熱費と交通費でそれぞれ0.3%減だった。
同じくコモンウェルス銀行のシニアエコノミストのベリンダ・アレン氏は連邦政府が7月に行った所得税減税について、「家計支出に与える影響を評価するには時期尚早だ」と述べた。
同銀は、今年後半のオーストラリア準備銀行(RBA)による利下げを開始する予想を維持しているが、引下げが開始される時期は2025年初頭となる可能性もあるとしている。
ソース:news.com.au-Commonwealth Bank Household Spending Index jumps in August