生活

マイホーム購入可能性 14%と過去最低

【ACT21日】 オーストラリアの平均的な家庭がマイホームを購入できる可能性は14%と過去最低水準となったことが、プロップトラック・ハウジング・アフォーダビリティー・レポートから明らかになった。

国内の中間所得層の年収は現在11万2,000ドルとなっており、この層が購入可能な住宅の割合は全体のわずか14%だった。これは1995年の記録開始以来最も低い水準で、3年前の43%から急激に低下した。

州別では、中間所得層が購入可能な住宅の割合が最も少なかったのは10%のNSW州だった。同州は住宅ローン費用で国内最高となっている。一方、購入可能性の低下が最も大きかったのはSA州で、2020/21年の49%から昨年は16%に低下した。

プロップトラックのシニアエコノミストであるポール・ライアン氏は、「平均的な所得世帯が中間価格の住宅を購入するには、収入の3分の1を住宅ローンの返済に充てる必要がある」と指摘。「この1年間で所得分布に関係なく、住宅を購入できる世帯の割合は過去最少となった」と述べた。

不動産専門家のスタファ・バングラ氏とチー・リン・リー教授が今年7月に発表した調査では、フルタイムの平均収入はシドニーのどの地域においても住宅購入に不十分であることが明らかになっている。

 

ソース:news.com.au-Typical Aussie household can only afford 14 per cent of all homes sold as housing affordability plunges to ‘worst on record’

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