ビジネス

カンタス航空労組ストで欠航相次ぐ 今後拡大か

【VIC26日】  VIC州メルボルン空港で26日、航空大手カンタス航空の労働組合員によるストライキが行われ、国内便の欠航が相次いだことが分かった。カンタス航空に対する全国規模のストライキの第一歩とみられている。

ストライキはオーストラリア労働組合(AWU)、オーストラリア製造業労働組合(AMWU)、電気労働組合(ETU)で構成されたカンタス航空技術者同盟によるもので、メルボルンから始まり今後2週間にわたって国内の主要空港に拡大するという。

ストライキを受け、午前8時30分の時点でシドニー発の10便とメルボルン発の10便がキャンセルされた。これ以前にも複数のフライトがキャンセルとなっている。また9月30日、10月2日、4日にも国内の空港で様々な業務停止を計画しているもようだ。

メルボルン空港では同日、カンタス航空の子会社であるジェットスターの手荷物預かり所でも技術的な障害が発生したことで、さらに混乱が悪化した。ある男性は午前6時45分ごろ、チェックインがかなり遅れており、「長い一日になりそうだ」とソーシャルメディアに投稿した。

オーストラリア製造業労働組合(AMWU)のマーフィー全国書記長は、カンタス航空の技術者は低賃金で過少評価されているとし、「カンタス航空に嫌な思いをさせられたとしても、それは毎日カンタス航空が労働者にどのような思いをさせているかに比べれば大したことはない」と述べた。

 

ソース:news.com.au-‘Messy day’: Cancelled flights mount as Qantas Engineers’ Alliance strikes

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら