【NSW26日】 NSW州では28日から、薬剤師が過去2年間経口避妊薬を使用していた女性に対しピルを提供できるようになり、処方箋のために医師の診察を受ける必要がなくなる。同州では過去12か月間にわたり試験的に500以上の薬局で女性からの相談を2,000件以上応じてきており、この結果を受け実施に踏み切る。
NSW州政府はピル提供サービスの対象年齢を18~35歳から18歳~49歳に拡大する方針を打ち出し、40~49歳の女性についても最長3カ月間にわたり避妊ピルを入手できるようにする。
ミンズ州首相は、州全体で人々が経済的な理由で必要な医療を切り詰めるなど厳しい状況に置かれているとし、「女性が必要な時に、必要な場所で手頃な医療サービスを容易に受けられるようになることを願っている」と述べた。またサービスを今後、恒久的に提供する方針を示した。
NSW州のハリソン女性相は、女性がタイムリーに質の高い医療サービスを受けられ、健康上のニーズや性と生殖に関するニーズを手に入れられるようにすることは州政府にとって優先事項だと話した。
ソース:news.com.au-NSW women gain better access to contraceptive pill