【NSW12日】 2002年のバリ島爆弾テロ事件から22年を記念し、シドニーで追悼式典が行われた。同事件でオーストラリア人88人が犠牲になった。
2002年10月12日午後11時頃、バリ島のナイトクラブ「サリクラブ」で一連の爆弾が破裂した。シドニー東部のロス・マクキアンさんは、誕生日祝いで友人家族とバリ島を訪れていた。妻のリンさん、長女のマリサさんを含み、グループのうち9人が死亡した。マクキアンさんと末娘のクリスティさんは生存したが、マクキアンさんは火傷と多数の金属片による負傷により、生涯手当を必要とする。
12日にシドニーで行われた式典で、マクキアンさんは「サリクラブにいた人は家族や友人を失い、負傷し、事件に伴う強い感情の対応を強いられた」と話した。妻のリンさんと10年以上懸命に働き、家を建て、住宅ローンを支払い、子どもたちと旅行する時が来たとバリ島を訪れた。当時12歳だったクリスティさんは母親と姉を亡くした後に立ち直る強い意志を示し、シングルファーザーとなったマクキアンさんを支え、強い絆を築いた。
犠牲となったオーストラリア人88人を偲び、式典で88羽の白い鳩が空に羽ばたいた。20人がシドニー東部ランドウィック市出身だった。
ソース:news.com.au- A commemoration service to mark 22 years since the Bali bombings was held in Sydney